新PC

新しいノートPCを買ってもらったので、今週はいろんなソフトを入れたりいろんな設定をしたりしていた。

VirtualBoxを使ってUbuntuをインストール。64bit機なので、64bit版をインストール。iccを入れたり、PGPLOTをいれたり。あとはWindows側からふつうにアクセスできるようにsamba、およびネットワークを整備。

たくさんのサイトを参考に、というか丸写ししたのでそのうち時間があればまとめたノートのようなものを作っておくのも良いかも。

数値計算屋さん

今まで、自分のことをあんまり数値計算屋さんだとは思っていなかったけれど、今日激しく実感した。

gccコンパイルしたらちゃんと走るのに、iccだとコケるという謎的現象に端を発した今回の騒動。問題解決に際して判明した(今まで知らなかっただけ)ことを備忘録として載せておく。

Intelコンパイラは、非商用で個人使用するだけだったらLinux向けのやつを無料でダウンロードして使える。

icc Version 9.0(かなり古い)には最適化にバグがある。
ちなみに、
$ icc -v
でバージョンが確認できる。

iccはデフォルトで-O2。
gccはデフォルトで-O0。
iccデバッグするときには-O0をつけておく必要あり。

iccだと-lmを付けない方が良い。Makefileからコメントアウトしてしまう。

iccでは
#pragma optimize("", off)
#pragma optimize("", on)
で挟んだ部分だけ最適化しないでコンパイルすることができる。

今日デバッグしてた時の感じだと、iccの方がgccより1.5倍ぐらい早かったかな。

stderrのファイルを指定するには
$ ./a.out > stdout 2> stderr

ubuntu導入

これから環境設定とかいろいろやらないといけないけれど。
今はとりあえず3種類のLinuxubuntu, fedora, vine)を使ってるってことになりますね。

とりあえずubuntuで驚いたのは、SynapticにPGPLOTが入っていること。こいつとlibx11-devさえいれてしまえばあっと言う間にPGPLOTが使えるようになってしまう。しかも、pngポートも入れておいてくれたようだ。ひょっとして、drivers.listにのっているすべてのものがインストールされているんだろうか? 優秀優秀。

他のLinuxたちも、順次ubuntuに乗り換えていきそうな予感。しばらく使ってみてから決めるけど。あとはTeXだけテストしないといけないのかな? ま、これはそのうち。

IRAFをインストール

観測データを見たり、解析するためのツール。一応fedoraにもvineにも入りましたよ、と。ちゃんと動いている模様。

PGPLOTはきちんと動いている。gnuplotよりもきれいな絵も描けるようになった。若干の不満もあるが、いまやっている作業がうまくいけば問題は解決するはずだ。今度時間ができたら、テンプレート用のプログラムを書いてみよう。

PGPLOTのインストール

なんかいろいろと手間取り、人に教えてもらいながらやったので今後のためにメモ書き。

fedora9の場合
proccom.cの#include と#include コメントアウトmakefileのg77をgfortranに書き換え。あと、makeしたあとにlibpgplot.soを/lib/にコピーしたらとりあえずは動いた。動作保証なし。ヘッダファイルをコメントアウトしただけだから、特に問題はないはず。

vine4.2の場合
ちょっと前にやったから記憶は薄い。どこかのページにちゃんとしたことが書いてあったが、X11のライブラリが足りていないことが問題だった。たしかXFree86-develをインストールしたらうまくいったんだと思う。

今のところ、どちらも動作不良はなし。今後の安定稼働をただひたすらに願うのみ。

『2001年宇宙の旅』

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

たまたま某所に置いてあり、かつ時間があったし頭も働きそうになかったので読んだ。

展開がばんばん切り替わり、なかなか楽しめる感じ。ただ、宇宙だからってEinsteinを出すのはやめてほしい。ま、一番いやだったのはそろそろこの名前が出てくるなと感じていたことなのだが。だって、光速云々の話が出てきたらそりゃ当然、ねぇ。あ、でもBohrの方はちょっとびっくりした。