蘇部健一『六とん2』

六とん〈2〉 (講談社ノベルス)

六とん〈2〉 (講談社ノベルス)

バカだ。紛れもなくバカだ。好きだけど。何がバカかって、作品の中身もそうだけれど2を出そうという発想が最もバカな部分だろう。そして3まで出るとは。それでもたまにはバカも読まずにはいられない、真面目なものばっか読んでいると疲れてしまうから。この落ち着く感じというのはバカの最大の効用かもしれない。
某国の某サッカー選手に対して実に適切なコメントが載っていた。この作品がドイツワールドカップよりも早い時期に出版されていたということは特記に値するだろう。