クリストファー・プリースト『双生児』
- 作者: クリストファープリースト,Christopher Priest,古沢嘉通
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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(以下、延々と罵詈雑言の嵐が続くので読まないことを推奨します。なぜ載せたかって? 書いてしまったからです。激しい勢いで『双生児』からは脱線しています)
イギリス(=海外)の人が書いている以上仕方ないんですけど、やっぱり世界史をやってない(授業はWW?まで、受験では使ってないです)人には海外の誰々が何をしたとかいう細かいことは分からないわけで。ま、日本(=国内)のことであっても事情は変わらないでしょうが。一応弁解しておくと、授業とかのせいにする気はありませんよ? 自分で勉強する気がしないだけなので。でもやっぱり上述の匂いを感じると腹が立ってしまう。だったら物理とか数学が分かってなきゃどうしようもない小説を書いてやろうか? とか思ってしまうわけで。「この積分の問題を解けば分かる」とか「Compton散乱を知ってれば解ける」とかいう犯人当て。自分で書いていてうんざりしていますが、この辺のことは一般的な知識ではないからやっぱり不適ですよね。例に挙げたのは数学とか物理とかの(あくまで高校レベルの)知識です。だったら歴史なんかでも多少細かいことは相手が知らないという前提に立つべきだし、ましてや仕掛けの中枢に仕掛けるなんてことは当然論外のはず。そもそも文系、理系ではっきり区別をつける必要などないのですから。ところが実際には、極端に言えば理系の知識=マニアック、文系の知識=常識に近い色分けをされることが多い気がします。これってどうなんでしょうね?
さて、本題に入りましょう。↑の文章は凝り固まった理系人間が文系の人たちにけんかを売っているようにとらえられた方がいるでしょう。こいつはジョークを、あるいは本心を書いてるなととらえた方もいることでしょう。あるいは複数の要素の混合物ととらえる方もいるでしょう。そのとらえ方、というのは僕という人間がどのような人間だと(あなたが)思っているかに依っているはずです。同じことを言っても属する集団によってはとらえられ方が違う、ということはよくあることですからこれは間違ってはいないでしょう、と思っています。結局は何かを言ってもどう受け取られるかは分からないから怖いよね、とただそれだけですね。それでも実際の知り合いだったならば反応も見えるし、自分のこともちょっとは知ってもらえている、そして訂正もできるからそこまでは怖くないです。ところが、知り合いでない人からいきなり猛烈な反応が返ってくるwebは怖い。暇に任せてはてなのおすすめページをちょろちょろ眺め、そのコメントを読んでいてそう思いました。おいおい、いきなり舌戦かよという感じです。それも根底には「相手はこういうやつだ」という決めつけがある気がして。そういう発想が自分にはないなどとは決して言えないので、取り除いていきたいなと思いました。webって反面教師になってくれるようです。
さて問題です。いったい筆者は何を言いたかったのでしょう?
ヒント:書こうと思っていたことと文章に書き終わったことはぜんぜん違う