遠藤寛子『算法少女』

算法少女 (ちくま学芸文庫)

算法少女 (ちくま学芸文庫)

とある授業の課題本。一月ぐらいかけてなにがしかの感想をひねくり出さねば。

読んでいて思ったが、算法とは幾何学的なアプローチをするものなのだろうか? こういう図形から級数が出てきて、とかいう部分があったため。πを求める、ってことをやっていたのだが、西洋の無限級数(たぶんarctanのTaylor展開)が紹介されていた。たぶん、って書いたのは読んだのがちょっと前で記憶にないのと、今手元にないから確認できないだけ。1/4とかかかっていた気がする。で、主人公に対して説明されるわけだが1は一で、2は二でという説明がなされた。ま、算用数字は使ってないはずだからそれはそうだろうと思うのだが問題はその後。主人公はその式を理解していた。!に関する説明がなかったのに。知ってるはずはない、と思うのだが。

モンテカルロ法の発想は秀逸だと改めて思った。