法月綸太郎『怪盗グリフィン、絶体絶命』

怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)

怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)

ミステリーランドは結構読んでいる気がした。といってもそれは高3の頃に読んだ冊数がもろに効いているだけ。21冊中読んだのが14冊。うち高校にいた頃に読んだのが12冊。自分で買うかって聞かれたらハードカバーだから高いんとしか答えられない。文庫落ちしたら良いのだが。それまではいろんな人にたかって読むでしょう。
で、この作品。ネーミングがおもしろかった。カタカナでもこれなら覚えやすいかな。バチアタリーノ政権とかガンバルゾー大統領とか。軽く読める感じでミステリーランドとしてはなかなか良かった。ミステリとしてどうかって言われると、まぁ探偵役の思考はたどれてしまうからなぁ。メインの対象を子どもに設定しているから難易度設定は難しい気もする。
効いたことのないイオンが出てきて笑った。そんなご都合主義な技術があってたまるかって。作中だけで成立する技術のよう。