ワインバーグ『宇宙創成はじめの三分間』
- 作者: S.ワインバーグ,小尾信彌
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1977/10
- メディア: 単行本
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たぶん、いつか誰かがやるだろう
なんと含蓄のあるお言葉。この世の真実である。次からはおもしろくも何ともないが、物理屋さん向けの文章。
私たちの誤りはわれわれの理論をあまりに真剣に受け取ることではなくて、われわれの理論を充分真剣に受け取らないことである。私たちが机の上でいじっているこれらの数字や方程式が、実際の世界とかかわっているということを実感するのはいつでも難しいことである。
宇宙を理解しようとする努力は、人間の生活を道化芝居の水準からほんの少し引き上げ、それに悲劇の優雅さをわずかに添える非常に数少ないことのひとつである。
読んでておもしろかった。物理を完全に知らない人が読んでもおもしろみはないだろうが、ちょっとでも知識がある人が読むと楽しめる、かも。
あと、統計力学すごいと思った。
有栖川有栖『モロッコ水晶の謎』
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/08
- メディア: 新書
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法月綸太郎『法月綸太郎の冒険』
- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/11/07
- メディア: 文庫
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「図書館の司書さんが綸太郎に捜査協力を仰ぐ」という設定に対して、図書館は個人情報を公開しないんだから誤解されると困るという苦情がきたという話があとがきで紹介されていた。図書館に関連しない人間としては、強烈な違和感を覚えた。警察だって個人情報を公開しないのは当然である。それでも「警察が民間人に情報をだだ漏れにしている」という設定に対する苦情がきたという話は聞いたことがないからだ。ご都合主義の設定に目くじらたてられてもなぁ……、おもしろい作品が書けるような設定だったらPRにもなるんだからもっと書いてもらえればよいのにと思ったわけ。センサーが敏感すぎて、傍観者としてはちょっとひいてしまった。上司(?)のセンサーが鈍いと良いな、と思う今日この頃。
我孫子武丸『人形は眠れない』
- 作者: 我孫子武丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/04
- メディア: 文庫
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お金と時間がほしい。人がほしいのって、今の自分が持っていないものだから。
乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
- 作者: 乾くるみ
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2004/03
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綾辻行人『殺人方程式』・『殺人方程式?』
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1994/02
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- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1995/05
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?の方が好み。そして思い入れもある。この作品、はじめて読んだのは高2の時だった。とある科目のとある参考書のとある問題に本当にあのトリックが載っていたから。「 トリック」っていうのはこういった場合だけを指すのかなと思っていた時期もあった。こういうのを思い入れと言って良いのかは微妙な気もするが。